大津なかしま眼科は、阿蘇連山へ向かう国道５７号線の沿道に建つ眼科クリニックです。１階に医師の両親が経営するコンビニエンスストアが入居し、２階、３階がクリニックとなっています。将来的に併設する美容系の皮膚科の施術にも対応できる広めのプランニングとしています。大型車両が通過する国道５７号線からの振動が及ぼす２階手術室への影響を避けるため、柱配置を増やすなど構造的な工夫も施しました。建物の正面が西側となるため、デザイン性の高い軽量コンクリートのルーバーを設けて、西日対策を講じています。外壁は、ロードサイド施設として通過車両からの視認性を重視し、医院のイメージカラーであるグリーンの中から、特にビビッドなグリーンを選びました。開院後は、このグリーンが評判となり、クリニックのＰＲ効果を大いに高めています。