社長ブログ

 

 

 

 

年末の買い物の帰りに、いつも立ち寄るイタリアン食堂に来てみると・・・

 

あれれ、店名が違う・・・

仕方ないので、とりあえず入ってみることに。

店内は以前と全く一緒だけど、シェフもフロアもすっかり別人に・・・

居抜きってやつですね・・・

 

訊けば、前の店は10月で閉店して、2週間前にオープンしたのだそうな。

タベルナ  ティベリーナという、やっぱりイタリアン食堂です。

 

 

⬆︎ ネットの画像ですが TIBERINA というイタ飯屋さんです。

taverna  TIBERINA

福岡市中央区警固1-8-12/092-725-8771

 

 

前菜とパスタを適当に注文しましたが、どれも美味しい料理でした。

中部イタリアのパドーヴァのレストランで修行したという園田シェフの手打パスタは

本場イタリアの味がしました。

 

⬆︎ 唐津のイノシシのラグーソース、パスタは手打のパッパルデッレです。

 

⬆︎ 唐津産トマトのタリアテッレ。これも手打麺です。パルミジャーノがたっぷりかかって柔らかい味になってます。

 

パスタが大変秀逸でした。

コペルトのパンも自家製でたくさん出してくれるのが、さすがイタリア仕込みです。

 

⬆︎ パンはたっぷり乗ってましたが、もうだいぶ食べました。

 

最後はドルチェとエスプレッソでオ フィニートです。

 

⬆︎ ナッツが入ったアップルパイとジェラートの盛り合わせでした。

 

 

年末最後の外食はなかなかグッドなイタリアン食堂での締めとなりました。

フロアの田中くんがまたとてもユニークで・・・・

 

外に出ると、夜も更けて・・・ティベリーナさんの年末ラスト顧客になってました・・・笑

 

 

 

 

 

 

 

🎵  🎵  🎵  TODAY’S  MUSIC  🎵  🎵  🎵

 

 

 

 

中学生で欧米のポップスを聴き始めた頃・・・・・50年くらい前ですよ (笑)

イタリアの女性歌手で、ジリオラ・チンクエッティという人が人気がありました。

 

⬆︎ Gigliola Cinquetti 1947年生まれ

 

 

日本で言えば、中尾ミエとか日野てる子みたいな存在じゃないでしょうか? (超古っ)

 

当時、<>という曲が大ヒットしていました・・・・・1969年です。

チンクエッティ自作自演の曲です。これ、今日知りました (笑)

で、サンレモ音楽祭参加曲・・・サンレモ音楽祭って当時けっこう有名でしたね。

 

 

⬇︎  画像をクリックするとチンクエッティの動画が見れます。

LA PIOGGIA (雨)/Gigliola  Cinquetti

作詞:Gigliola Cinquetti/作曲:Gigliola Cinquetti.  1969年発売

 

イタリア語ですが、歌詞です。

<新聞に天気が変わると書いてある でも、あなたがいれば、雨なんて降らない>・・・

ま、たわいのないラブソングですね。

 

Sul giomale ho letto che
Il tempo cambiera,
Le nuvole son nere in cielo
E che i passeri lassu
Non veleranno piu,
Chissa perche.

 

Io non cambio mai
No, non cambio mai.
Puo cadere il mondo ma,
Ma che importa a me.

 

La pioggia
Non begna il nostro amore
Quando il cielo e blu.
La pioggia,
La pioggia non esiste se mi guardi tu.
Butta via l’ombrello, amor,che non serve piu,
Non serve piu, se ci sei tu.

 

Il termometro va giu,
Il sole se ne va,
I’inverno fa paura a tutti
Ma c’e fuoco dentro me
Che non si spegnera
Lo sai preche.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年末映画と言えば・・・私の世代は『忠臣蔵』でした。

でも、最近の世代は『忠臣蔵』を知りませんね・・・・・涙

 

 

 

 

 

 

 

 

人形浄瑠璃歌舞伎の題材にもなり、

昭和の大歌手〜三波春夫の浪曲の名調子にも謳われた・・・忠臣蔵ですが、

 

ああ時に元禄十五年十二月十四日・・・
ああ江戸の夜風をふるわせて・・・響くは山鹿流儀の陣太鼓
ああしかも一打ち二打ち三流れ・・・

知らないんですよね、平成世代は・・・

 

 

⬆︎ 人形浄瑠璃『仮名手本  忠臣蔵』

 

⬆︎ 歌舞伎 『仮名手本  忠臣蔵』

 

⬆︎ 三波春夫 『元禄名槍譜  俵星玄蕃』の熱唱

 

 

 

 

ところが今年、この『忠臣蔵』が凄い発想でリニューアルされたんです!

そのタイトルたるや、『決算!忠臣蔵

 

 

 

 

びっくりしたなぁ、もう・・・

あの仇討ちドラマの収支報告が映画になるなんて・・・

 

ええ原作:山本博文➡︎東京大学教授

ええ脚本・監督:中村義洋

ええ出演:堤真一、岡村隆史、妻夫木聡、竹内結子、石原さとみ、西村まさ彦、阿部サダヲ 他

 

大石内蔵助が残した決算書を元に、赤穂浪士の吉良邸討ち入りをお金の面から描いた

山本博文の『<忠臣蔵>の決算書』を映画化。

 

元禄14年。

お家再興の望みを絶たれた赤穂藩筆頭家老〜大石内蔵助は、吉良邸討ち入りを計画。

だが、その予算には上限があり・・・・・

その上限は現代価格にして9500万円

 

討ち入るのか、討ち入らないのか!?

迷っているうちに、時は元禄15年。

予算はどんどん減っていく。

とはいえ、仇討ち中止は到底許されそうもない世間の空気・・・

どうする大石内蔵助!?

予算の都合で、チャンスは一回。

果たして彼らは予算内で一大プロジェクト<仇討ち>を無事に決算することができるのか・・?

 

 

と、まあ、シリアスなはずの時代劇が

コストコントロールに悩まされながらのプロジェクト遂行へ!

新発想の局面から描かれたコミカルな『忠臣蔵』が実に良い出来でありました。

 

 

 

それにしても厳しいコストコントロール・・・なんか、設計のお仕事にも繋がる空気があったりして

妙に共感を覚える映画でした・・・笑笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

🎵  🎵  🎵  TODAY’S  MUSIC  🎵  🎵  🎵

 

 

 

今日は『忠臣蔵』の話題でしたので

やはりこれに因んだ曲を紹介しましょう。

 

本文にも登場した三波春夫さんの『元禄名槍譜  俵星玄蕃』という曲です。

これ、たぶん高齢者限定の選曲です・・・・・・笑

 

 

 

 

俵星玄蕃は実在の人物ではなく、講談忠臣蔵』に登場する創作上の人物です。

しかも、赤穂浪士ではありません。

宝蔵院流の槍の名人で、四十七士の一人である杉野十兵次に槍の奥義を授けたという人物設定です。

 

赤穂浪士の討ち入りを知った玄蕃は、その陣中ヘ助太刀に駆けつけますが・・・

大将の大石内蔵之助に丁重に断られ・・・

やむなく吉良邸の外に出て、吉良方の助っ人を阻止するため

朝まで橋のたもとに陣取り、四十七士を守ったというストーリーです。

 

 

三波春夫さんは、昭和40年代から長く活躍した大歌手です。

1970年の<大阪万博>の公式テーマソングを歌って一躍ビッグになったと記憶しています。

 

⬆︎  画像をクリックすると大阪万博のテーマソングが聴けます。

 

三波さん、実はこの6年前に開催された<東京オリンピック>でも歌ってます。

NHK制定となってますから、準テーマソング的扱いですよね。

これも大ヒットしましたよ・・・そう言えば・・・

 

⬆︎  画像をクリックすると「東京五輪音頭」が聴けます。

 

今で言えば、2020東京オリンピックと2025大阪万博のテーマソングをダブルで歌うという

とんでもないビッグスターですよね!

 

 

 

前置きがずいぶん長くなりました。

今日の本題です。

 

三波春夫さんの名調子「元禄名槍譜  俵星玄蕃」をお聴きください。

ジャンル的には<長編歌謡浪曲>だそうです・・・今はもうそんなジャンル、ないですけどね。

9分超の大熱演です。⬇︎  画像をクリックしてください。

 

元禄名槍譜  俵星玄蕃/三波春夫 (テイチク)

作詞:三波春夫/作曲:長津義司 1964年発売

 

調子が<浪曲>となるくだりの歌詞を載せておきます。

読みながら聴くと意味が良くわかりますので・・・笑

 

時に元禄十五年十二月十四日・・・

江戸の夜風をふるわせて 響くは山鹿流儀の陣太鼓 

しかも一打ち 二打ち 三流れ

思わずハッと立ち上がり 耳を澄ませて太鼓を数え

おう、正しく赤穂浪士の討ち入りじゃ!

助太刀するは此の時ぞ

もしやその中に ひるま別れたあのそば屋が 居りはせぬか

名前はなんと今一度 逢うて別れが告げたいものと

けいこ襦袢に身を固めて

段小倉の袴 股立ち高く取り上げし

白綾たたんで後ろ鉢巻 眼のつる如く

なげしにかかるは先祖伝来 俵弾正鍛えたる 九尺の手槍を右の手に

切戸を開けて ひと足表に踏み出せば

天は幽暗 地は凱々たる白雪を 蹴立ててぇ〜 行手は松阪町ぉ〜

 

吉良の屋敷に来てみれば

今 討ち入りは真最中・・・

総大将の内蔵之助 見つけて駆け寄る俵星が

天下無双のこの槍で お助太刀をば致そうぞ

云われた時に大石は 

深き御恩はこの通り 厚く御礼を申します 

されども此処は此のままに 槍を納めて 御引上げ下さるならば有り難し

 

かかる折りしも 一人の浪士が雪をけたてて

サァク サァク サク サク サク サク サクぅ

先生!

おうッ そば屋か!

いや いや いや いや 襟に書かれた名前こそ

まことは杉野の十兵次殿 

わしが教えたあの極意 

命惜しむな 名をこそ惜しめ 立派な働き祈りますぞよ

 

さらばさらばと右左 

赤穂浪士に邪魔する奴は 何人たりとも通さんぞ 

橋のたもとで 石突き突いて 槍のぉ〜 玄蕃は〜 仁王立ちぃ〜

 

 

くぅ〜 堪らん! ですね。

ジャズ以外に、意外に、こんなのも聴きます・・・笑笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか早いですね。

4月1日に変わった新年号<令和>も初年度は残すところあと10日です。

 

 

 

弊社で監修する<博多券番>のディスプレイも師走バージョンに模様替えを済ませました。

 

今年の博多をどりの画像をあしらった12月ポスターもなかなか好評です。

弊社の設計総務女子の制作です。

 

 

 

 

⬆︎ 櫛田神社の正面の博多伝統芸能館のディスプレイ用ポスターです。おおおおおおおお月末まで掲示しています。

 

 

来週は自社の忘年会と仕事納め。

あと1週間、頑張ります!

 

 

 

 

 

 

🎵  🎵  🎵  TODAY’S  MUSIC  🎵  🎵  🎵

 

 

 

昨日このブログで紹介した寺島レコード、良いですね!

今日は寺島レコードからもう1枚、素敵なアルバムを紹介します。

 

 

ヴォーカルの MAYA さん。

ジャズのジャンルにこだわらず、ラテンやJポップも歌う今様のシンガーです。

 

FANM MATINIK DOU/MAYA (寺島レコード)

MAYA(vo), 松尾 明(ds), 嶌田 憲二(b), 小林 裕(p), 岡田 げん(p), 内田 光昭(tb), 関根 彰良(g), 高橋 康廣(arrangement)  2009年録音

 

1. 稲村ジェーン
2. ベサメ・ムーチョ
3. セル・イ・ノ・セル
4. アブラサメ
5. サボール・ア・ミ
6. マリア・セルヴァンテス
7. ラ・クンパルシータ
8. 崩れた世界
9. プリンセサ・カバジェーロ
10. ある恋の物語
11. 優しいマルチニークの女
12. 三つの言葉

 

⬆︎ 紫の太字の曲目をクリックすると曲が聴けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月ですが、宮崎の名産 日向夏 をいただきました。

夏みかんです。

 

 

綺麗ですね。

 

 

この日向夏、江戸時代に宮崎県のとある住居の庭で発見され・・・

以来、栽培が続けられているそうで、

1990年代に種の無い品種が作られてからは、種ナシの日向夏が人気だそうです。

 

 

 

皮を剥くと、果肉は厚い白皮に包まれています。

この白皮、柔らかくて繊維が無くてそのまま食べれます。

 

日向夏は白皮まで食べるのが、通の食べ方です!

 

皮を剥くと、ふかふかの白皮が出現。これはネットの画像です。

 

 

宮崎県以外から出荷される同種のみかんは、小夏、ニューオレンジなどと命名されてますが、

みな同じ日向夏だということでした。

 

 

 

 

 

 

 

🎵  🎵  🎵  TODAY’S  MUSIC  🎵  🎵  🎵

 

 

 

今日はみかんのようにスッキリとしたジャズをお薦めします。

 

 

 

ドラムの松尾明さんは、

ジャズ喫茶の親父〜寺島靖国主催のジャズレーベルでブレイクしたミュージシャンです。

寺島氏好みの、ベースとドラムが物言う録音で

スッキリしたジャズアルバムを次々にリリースして話題になりました。

 

 

この EASTER PARADE は安井さち子さんのピアノをフューチャーした

ケレン味のないストレートなアルバムです。

アップテンポの1曲〜Taken By Force を聴いてください。

 

 

 

EASTER PARADE/松尾明 (寺島レコード)

安井さち子(p), 高瀬裕(b), 松尾明(ds)   2012年録音

 

1. Modal Mood
2. Softly As In A Morning Sunrise
3. Blues On The Edge
4. Easter Parade
5. Green Chimneys
6. Gray Lady
7. When You Are Smiling
8. Coincidence Calypso
9. Taken By Force
10. Lilacs In The Rain
11. Lack Of Intelligence
12. I’m Free Again
13. Softly As In A Morning Sunrise (alt.take)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

若久でジャズライブ  ♫   ♫   ♫

 

 

友人の紹介で

YoYo the Pianoman & 門田 Jaw 晃介>というジャズユニットの

クリスマスライブに行ってきました・・・

 

 

 

帽子をかぶった彼が、YoYo なるピアノマンです。

一見チャラいラッパーなんですが、実はバークリー音楽院を修了したピアノの俊英です。

 

Jaw こと門田晃介君はサックス奏者で、テナーとソプラノを持ち替えで演奏します。

バラッドからアバンギャルドな曲まで、自由自在に吹きこなす熱いサキソフォニストでした。

 

 

 

 

会場は、こんなところに?と思ってしまう郊外ライブハウス『言の波』さんです。

 

カフェスタジオ『言の波』

福岡県福岡市南区若久4-2-31/092-512-6694

 

 

夕方6時からご飯を食べて、7時から始まったライブは、

なんと10時近くまで盛り上がり、とっても熱くブラビーなギグでした!

 

 

 

 

 

 

🎵  🎵  🎵  TODAY’S  MUSIC  🎵  🎵  🎵

 

 

YoYo & Jaw のユニットは何枚かアルバムをリリースしています。

 

 

会場で最新アルバムを販売していたので、さっそく購入しました。

⬇︎  画像をクリックして二人のサウンドをお聴きください。

 

CHRISTMAS SWING JAZZ 3 / JAW meets Pianoman【IHNT-1103】

1 The Christmas Song
2 Santa Claus Is Coming To Town
3 Jingle Bells
4 そりすべり
5 聖しこの夜

 

少し前の演奏ですが、YoYo がノリノリの演奏も1曲どうぞ。

こちらは、ピアノトリオにギターを加えたカルテットの演奏です。

 

⬆︎ 画像をクリックすると動画を観れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3年ぶりのCDスリーブ紹介シリーズのブログです。

 

第1回が、160822 タイポロジー・スリーブ編

 

 

 

 

 

 

⬅︎ジャケット画像をクリックすると160822の記事にジャンプします。

 

第2回が、161203 バイク・スリーブ編・・・・・でした。

 

 

 

 

 

 

⬅︎ジャケット画像をクリックすると161203の記事にジャンプします。

 

 

で、今回は何のテーマにしようか・・・と考えまして・・・

そう、マイクロフォン・スリーブ編にしました・・・?

 

マイクロフォンがCDスリーブに配されたアルバムということです。

つまり、こんな感じの・・・

 

SINGS BEDTIME STORIES/高岡早紀 (ビクターエンターテインメント)

 

マイクロフォン・スリーブ・・・なかなかいい感じでしょ!

マイクロフォンが主役というか、重要な役割を果たしているスリーブのアルバムを

ご紹介しようというのが今日の目論見です。

 

マイクが主役なので、当然、ヴォーカルのアルバムが多い訳ですが・・・

 

 

 

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ではさっそく始めます!

 

マイクロフォンに向かって、苦しげに切なげに歌いかける表情で有名なアルバムと言えば・・・

やっぱりこれでしょう!

 

HELEN MERRILL WITH CRIFFORD BROWN/Helen Merrill (EmArcy)

Helen Merrill(vo), Clifford Brown(tp), Danny Bank(fl), Jimmy Jones(p), Barry Galbraith(g),
Gilt Hinton(b), Oscar Pettiford(b,cello), Osie Johnson(ds), Bobby Donaldson(ds)   1954年録音

ニューヨークの溜息と謳われたヘレン・メリルが夭逝の天才トランペッター、クリフォード・ブラウンをバックに歌ったアルバムです。若き日のヘレン・メリルの歌唱に被さるブラウニーのトランペットが素晴らしい出来栄えです。

・・⬆︎ 画像をクリックして、You’d Be So Nice To Come Home To をお聴きください。

 

 

SINGS LULLABYS OF BIRDLAND/Chris Connor (Bethlehem)

Chris Connor(vo), Ronnie Odrich(fl,cl), Joe Cinderella(g), Don Burns(acc), Vinnie Burke(b), Art Mardigan(ds)   1954 年録音

クリス・コナーは1950年代にスタン・ケントン楽団の専属歌手、いわゆるケントン・ガールズとして人気を博し、晩年まで長く活躍したヴォーカリストです。低いハスキーヴォイスで数々の名唱を遺しました。

・・⬆︎ 画像をクリックして、Lullabys Of Birdland をお聴きください。

 

 

ヘレン・メリルのアルバムに勝るとも劣らぬ粋なスリーブがこちら。

 

THELMA GRACEN/Thelma Gracen (Wing〜EmArcy)

Thelma Gracen(vo), Quen Anderson(tb), Georgie Auld(ts), Lou Levy(p), Barney Kessel(g), Joe Comfort(b), Sid Bulkin(ds)    1955年録音

セルマ・グレーセンは生涯でこの1枚のアルバムしか発表していない幻級の歌手。でも、一流どころの伴奏者を従えて上出来のジャズヴォーカルを聴かせてくれてます。優しげな表情が何とも言えませんね。

・・⬆︎ 画像をクリックして、Tea For Two をお聴きください。

 

 

次は日本人のアルバムを・・・

 

YELLOW CARCASS IN THE BLUE/笠井紀美子 (Three Blind Mice)

笠井紀美子(vo), 峰厚介(ss,as), 菊地雅洋(p), 鈴木良雄(b), 村上寛(ds)   1971年録音

笠井紀美子は1970年代に日本で一番人気の高かったジャズヴォーカリストです。このアルバムスリーブにはマイクロフォンが写っていませんが、彼女の数十センチ先にはきっとマイクロフォンがセッティングされているに違いありません。ハスキーな声、クネクネとうねるようなフレージングなどとても個性的なヴォーカルです。

・・⬆︎ 画像をクリックして、Round ‘bout Midnight をお聴きください。

 

 

ヴォーカルを最後にもう1枚。

一昔前ですが、日本で人気の高かったオランダのヴォーカリスト、アン・バートンです。

 

HE’S FUNNY THAT WAY/Ann Burton (ロブスター企画)

Ann Burton(vo), Ken McCarthy(p), 稲葉国光(b), 小原哲二(ds)    1977年/1980年録音

バートンが来日した折に、ダイレクトカッティングという一発勝負の録音方式で有名になったロブスター企画という小さなレコード会社に吹き込んだ稀少盤。ピアノトリオをバックに得意のバラッドを歌った名品です。

・・⬆︎ 画像をクリックして、Skylark をお聴きください。

 

 

ヴォーカルが続いたので、数少ない楽器系のマイクロフォンスリーブを紹介しましょう。

 

MINOR MOVE/Tina Brooks (Blue Note)

Lee Morgan(tp), Tina Brooks(ts), Sonny Clark(p), Doug Watkins(b), Art Blakey(ds)   1958年録音

ジャズの名門レーベル<ブルーノート>の中でも、ティナ・ブルックスはちょっとマイナーな存在の人。でも、サックスの音やフレーズは、ハンク・モブレイやクリフォード・ジョーダンと較べても全く遜色のない人です。これは、サイドに豪華なメンバーを揃えたクインテット編成のリーダーアルバムです。

・・⬆︎ 画像をクリックして、Minor Move をお聴きください。

 

 

どうです。

マイクロフォン・スリーブ、なかなか面白いでしょう?

ジャズって中身の音楽も大事ですが、スリーブデザインも相当に重要なんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

🎵  🎵  🎵  TODAY’S  MUSIC  🎵  🎵  🎵

 

 

今日の音楽は、もう1枚、マイクロフォン・スリーブを紹介して終わりましょう。

 

 

新しい録音なんですが、CDがなかなか手に入らない稀少盤です。

小川恵理紗さんは1989年生まれのジャズフルート奏者です。

渡米して名門バークレー音楽院でジャズを学び、2013年から日本に戻って全国各地でライブ活動中を行なっています。

 

マイクに向かってフルートを構えたスリーブ写真がかなり秀逸ですね。

現在、ウォンテッド順位が第1位のCDアルバムです。

 

SKY IS THE LIMIT/小川恵理紗 (ちぐさレコード)

小川恵理紗(fl), ヤマザキタケル(p), 森田悠介(b), 野澤宏信(ds), 板橋文夫(p), 会田桃子(vln), 金子健(b)    2016年録音

 

1.  Black Nile

2.  Completed Light

3.  It’s You Or No One

4.  オルゴール時計

5.  Freedom Jazz Dance

6.  Erisa 5

7.  Blue Bossa

8.  7 Train

9.  Rebuliço

10.  Salt Spring

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年もまた、博多券番総出演の<博多をどり>に行ってきました。

 

 

日頃、券番のお仕事をしていることもあり、

スタッフや友人を誘って結構大所帯の博多座詣で(?)となりました。

 

弊社制作の博多伝統芸能館限定の<博多おどり>のポスター。私が監修している博多伝統芸能館のショーウィンドウ・ディスプレイの一環で、毎月内容が替わります。

 

 

 

開演前・・・

受付廻りは大混雑。

博多芸妓衆は花柳流の踊りなので、同じ流派の京都上七軒からも芸妓衆が数名来ていたりして

師走の華やかなお祭りムードは最高潮です。

 

 

館内は撮影禁止なので、舞台の様子はお伝えできませんが・・・

今年の演目は、

We 一、令和を祝う
We  上 大和楽 寿 
We  下 一奏 花の猩々
We二、清元 玉屋と蝶々売り
We三、民謡 徒然草

 

雅楽仕立の<寿>、能装束の<花の猩々>、歌舞伎仕立の<玉屋と蝶々売り>と

どれも華やかで、見応え十分な舞台でした。

 

芸妓衆総出の<祝い目出度>のフィナーレまで、

客席も一体になって盛り上がった、今年の<博多をどり>でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

これはウェブサイトからの画像です。

 

 

 

 

PS:今年の手拭いもゲットしてきました。

赤い紋様は2年前に弊社監修で作った<博多券番>のロゴマークです。

 

 

 

 

 

 

 

 

🎵  🎵  🎵  TODAY’S  MUSIC  🎵  🎵  🎵

 

 

 

今日は博多券番の動画を観ましょう。

 

博多券番のお座敷十八番『さわぎ』です。

料亭のお座敷で、必ず踊ってくれる1曲です。

 

 

ウェブ画像から<さわぎ>

 

画像をクリックするとウェブサイトにリンクしますので、ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原宿のど真ん中に<太田美術館>という浮世絵専門の美術館があります。

 

 

 

福岡には縁が深い・・・

東邦生命保険の社主<5代目太田清蔵>氏が蒐集した浮世絵を展示する美術館です。

東邦生命保険・・・今はもうなくなりましたが・・・

 

 

 

先般の東京出張の折に、

ラスト・ウキヨエ>という江戸末期以降の浮世絵の名画の展示をやっていたので

ちょっと覗いてきました。

 

 

 

江戸時代後期という時代は、北斎、広重、国芳などの偉大な浮世絵師が活躍した時代ですが・・・

浮世絵は明治時代も描かれ続け、版画技術の発展とも相まって素晴らしい浮世絵が作られました。

 

 

ラスト・ウキヨエはそんな時代の優れた作品を集めたコレクションでした。

 

 

 

中澤年章「見立雪月花之内 五條橋之月」

 

二代歌川芳宗「芳宗随筆 鮑とり」

 

山本昇雲「狐の嫁入り」

 

楊斎延一「仁田四郎 冨士ノ真躰ヲ見ル図」

 

尾形月耕「花美人名所合 亀戸臥龍梅」

 

 

 

どれも、これが浮世絵なのかと思うくらい凄い表現力です。

版画技術も江戸時代とは比べものにならないくらい進歩しています。

 

 

 

なかでも、尾形月耕という作家の浮世絵は、

人物のプロポーションや姿勢の描き方がルネッサンス絵画に匹敵するくらい見事です。

幕末の安政年間に生まれ、独学で絵を学び、のちに琳派の家柄を継いだという凄い人!

月耕の他の浮世絵もご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

日本画ファンには若冲が大人気ですが、<月耕>はそれを凌ぐ逸材ですよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

🎵  🎵  🎵  TODAY’S MUSIC  🎵  🎵  🎵

 

 

 

昨日のブログで男性ヴォーカリストのマット・デニスを紹介しましたが、

今日は、私が大好きな男性ヴォーカリストをもう一人ご紹介します。

 

 

1925年生まれで、1999年に亡くなるまで活躍したメル・トーメ Mel Torme です。

ヴォーカリストであるだけでなく、ドラマーとしても一流でした。

 

トーメがマーティ・ペイチのバンドをバックに、フレッド・アステアの曲を歌った

1956年録音のアルバム<SINGS FRED ASTAIRE>は上出来の作品なので、是非聴いてみてください。

 

 

 

SINGS FRED ASTAIRE/Mel Torme (Bethlehem)

Marty Paich(arr), Herb Geller(as), Jack Montrose(ts), Jack DuLong(bs), Pete Candoli(tp),
Don Fagerquist(tp), Bob Enevoldsen(v-tb,ts), Vince DeRosa(frh), Albert Pollan(tu), Max Benett(b), Alvin Stoller(ds)

1956年録音

 

1. Nice Work If You Can Get It
2. Something’s Gotta Give
3. Foggy Day
4. Fine Romance
5. Let’s Call The Whole Thing Off
6. Top Hat, White Tie And Tails
7. Way You Look Tonight
8. Piccolino
9. They Can’t Take That Away From Me
10. Cheek To Cheek
11. Let’s Face The Music And Dance
12. They All Laughed

 

紫の太文字をクリックすると、ウェブサイトで曲が聴けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小田原にもお菓子の<ういろう>があります。

京都や名古屋のういろうと較べると、ちょっと歯応えのある食感のういろうです。

 

 

 

 

この小田原ういろう・・・ご存知の方もおられるでしょうが・・・

市川團十郎の流暢な口上で有名な歌舞伎十八番外郎売(ういろううり)』の、あの<ういろう>です。

 

 

ただし・・・

團十郎の<ういろう>は、お菓子ではなく<透頂香(とうちんこう)>なる丸薬です。

 

・・歌舞伎関係の詳しい話しは、

・・紫の太文字をクリックすると、ウェブの解説にリンクしますので・・・

 

 

 

 

で、その小田原のういろう屋さんが、これです!

 

 

 

おお!

外郎藤右衛門薬局

江戸時代から600年続く<お薬屋さん>兼<和菓子屋さん>です。

小田原駅から車で10分の場所にあります。

 

 

先の土曜日、業界団体の会合の後にダッシュで行ってきました。

設計者としては、是非観ておきたいなと。

600年の暖簾の奥深さを・・・ですね。

 

社長さんは、25代外郎藤右衛門さん・・・苗字からして<ういろう(外郎)>さんなんですね!

 

 

中はこんな感じです。

手前がお菓子売り場、奥が薬局になっています。

 

 

 

薬の<ういろう>・・・実は何にでもよく効く万能薬でして・・・

歌舞伎の十八番になったのも・・・

咳で苦しむ二代目市川團十郎の喉を一服で治した抜群の効能に感謝されてのものでした。

 

 

その<ういろう>こと透頂香がこれです。

 

 

 

一見、仁丹みたいですが・・・・

疲れ、腹痛、頭痛、胸やけ、咳痰などなど、何にでも速攻で効いてくれる有難い薬です。

 

 

ただし、一人二箱しか売ってもらえません。

そこ、なかなか厳しいみたいです!

通販は無し・・・行って買うしかない希少薬ではあります。

 

 

 

 

 

 

 

🎵  🎵  🎵  TODAY’S MUSIC  🎵  🎵  🎵

 

 

 

11月28日のブログで紹介した Will You Still Be Mine ?  というスタンダードナンバー・・・

この曲を作曲したマット・デニス Matt Dennis を聴いてみましょう。

 

 

作曲家で、ピアノの弾き語りが人気のヴォーカリスト、今で言うシンガー&ソングライターです。

1914年生まれで2002年に亡くなりました。

 

20世紀の高名なジャズバンド

トミー・ドーシー楽団やグレン・ミラーの軍楽団などで作曲や編曲もしていました。

 

 

 

でも、彼の真骨頂はやっぱりピアノトリオ・スタイルでの弾き語りです。

その中から、自作自演のヴォーカルアルバム<PLAYS AND SINGS>を聴いてください。

 

歌手で奥さんのヴァージニア・マクスレイさんとのデュエットも2曲演ってます。

 

 

 

PLAY AND SINGS/Matt Dennis (Capp)

Matt Dennis(vo, p), Virginia Maxey(vo), Gene Englund(b), Mark Barnett(ds)

1954年録音

 

1  Will You Still Be Mine

2  Junior And Julie

3  The Night We Called It A Day

4  We Belong Together

5  Angel Eyes

6  Violets For Your Furs

7  Everything Happens To Me

8  Compared To You

9  That Tired Routine Called Love

10  It Wasn’t The Stars That Thrilled Me

11  When You Love A Fella

12  Let’s Get Away From It All

 

紫の太文字の曲をクリックすると youtube で曲が聴けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京で

かなり美味しいイタリアンを発見しました!

 

 

南麻布の『インカント』です。

日比谷線の広尾駅を出ると、天現寺橋の交差点のすぐそば、ビルの2階です。

 

 

 

INCANTO

東京都港区南麻布4-12-2/03-3473-0567

  店名をクリックするとインカントのホームページに繋がります。

 

 

広尾駅から天現寺橋への道すじは、ゴルフストリートと言うそうで、

なるほど、ゴルフショップがずらりと軒を連ねていました。

 

カップルでゴルフショップを巡り、

最後にインカントでイタ飯するのが、この界隈のオシャレな作法だとか。

店長さんのウケウリです・・・笑

 

 

 

このお店、夜は深夜1時まで開いていて・・・

遅めの夜はバーとしても利用でき、簡単な食事もとれるそうです。

 

何より、イタリアンワインが40 種類以上グラスで飲めるのだそうで・・・

ワイン好きな方には持ってこいのお店ですね。

 

 

 

 

 

 

 

さて、肝心のお料理です・・・

こちらはイタリア全土の郷土料理を提供するのがコンセプトだそうです。

どの料理も、とても洗練されたお料理です!

 

 

 

まずはアミューズ。

ブッファーラとフレッシュトマトのカプレーゼです。

ブッファーラは水牛の乳で作ったモッツァレラのようなチーズです。

イタリア語<ブッファーラ>=英語<バッファロー>ですね!

 

 

 

 

 

前菜はホットとコールドを2種類セレクトします。。

 

1皿目のサーモンのマリネは低温調理で、柔らかい新鮮な食感でした。

 

 

 

2皿目の前菜はトリッパです。トスカーナ風の濃厚なトリッパでした。

 

 

 

 

 

で、次はいよいよパスタなんですが、こんなサンプルが出てくるので、説明を聞きながらお皿を決めていきます。

この日は、無理を言って2種類作ってもらいました。

 

 

 

 

ひと皿目のパスタはノディーニという珍しいパスタを使ったホタテのアーリオオーリオです。

ノディーニっていうのは結び目という意味だそうです。

 

 

 

これがノディーニの麺です。ホント、結び目ですね。

 

 

 

ふた皿目はウサギのラグーソースのパスタ。これはなかなか濃厚なソースでした。

 

トゥロッコリという讃岐うどんみたいな太麺で・・・ 塩加減がグッドでした。

 

 

 

 

で、メインは鹿肉のロースト。

低温でローストされているのでホントに柔らかで、感激する美味しさでしたよ。

 

 

 

 

最後のデザートは4種類からセレクトできます。

モンブランのセミフレッドを選択・・・

 

 

 

 

もう満腹で食べれませんでしたが

余裕のあるひとなら、このあと、チーズとワインをゆっくり楽しめます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりの食べ物ネタで、ずいぶん長文になってしまいました。

ごちそうさま!

 

 

 

 

 

 

 

 

🎵  🎵  🎵  TODAY’S MUSIC  🎵  🎵  🎵

 

 

 

ちょっとマイナーですが、粋なヴォーカルは如何でしょうか?

 

 

クレア・ティールというイギリスのヴォーカリストです。

1973年生まれなので、もうベテランの域・・・シャウト系で元気いっぱいに歌う人です。

 

 

 

クレアがスモールコンボを従えて、教会で歌ったライブ盤がなかなか良いので紹介します。

 

 

 

LIVE AT EBENEZER CHAPEL/Clare Teal (Ebenezer Record)

Clare Teal(vo), Grant Windsor(p), Simon Little(b), Chris Dagley(ds), Colin Ball(backing-vo), AD Chivers(backing-vo, g)

2009年録音

 

1.  Tea For Two
2.  Mountain Greenery
3.  Brave Face
4.  Teach Me Tonight
5.  Heber
6.  The Receiver
7.  Circle Moon
9.  I Loves You Porgy
10.  Night And Day
12.  In The Still Of The Night
13.  The Road Less Travelled

 

太字の曲をクリックするとyou tubeで曲を聴けます。

 

 

 

 

 

 

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